平素より さとみクリニックに格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。
現在、台風10号がその勢力を保ったまま九州に向けて北上を続けています。
いかんせん今回の台風は観測史上で見ても稀なほどに強いものだそうで、ずいぶんと早い段階から最大級の警戒が呼びかけられています。
現時点での台風の進行状況等も鑑み、さとみクリニックも明日7日㈪の午前の診療は、臨時休診とさせていただきます。
- 9月7日㈪ … 午前の診療：臨時休診、午後の休診：？？？
いつもでしたら、「午後は診療いたします！」と明言する場面なのですが、今回ばかりは正直なんとも言えない要素が多過ぎまして、現時点ではとても心苦しいのですが「未定」としかお答えできない状況です。
もちろん心情的にはスタッフさん達ともども、午後の診療（14:30～）を行う気マンマンなのですが、実際明日の午後になって台風の影響がどのくらい残っているのか、公共交通機関は復旧しているのか、皆目見当がつきませんし、仮にそれらがクリアできたとしても、クリニックの電気や水道、電話回線などに障害が出ていれば、それらが回復するまでは診療を行えないこととなってしまいます。
基本的には何をするにも便利な世の中なのですが、その分ライフラインが途切れてしまえば一転、不便を通り越してどうすることもできない状況に陥ってしまうという側面があります。
そうした事情から、明日の午後以降の診療の予定につきましては大変申し訳ないのですが、別途あらためてご報告させてください。
月並みですが、沿岸部や土砂災害の可能性のある地区にお住まいの方や、家屋の老朽化などでお住まいが損壊や倒壊の可能性のある方は、雨風がまだ弱いうちに少しでも早めの避難を。
それ以外の方も、いつ予期せぬ災害に見舞われるかは分かりません。
万が一に備えて、貴重品や防災グッズをすぐに持ち出せるようあらかじめ準備をして、台風の接近に備えましょう。
嵐の夜が来ます。
「台風一過」をより多くの方の笑顔で迎えられるよう、最大限の注意を続けながら、共に眠れない夜を堪え忍びましょう。
いやー、しかし台風10号、本当にどうなっちゃうんでしょう……。
極めて個人的かつ曖昧な記憶なのですが、私が子供の頃は台風が発生すると7割5分くらいの打率で鹿児島は暴風圏内に巻き込まれていたように思います。
まあ子供過ぎるくらいに子供でしたからね、天災のその恐ろしさよりも「学校が休みになるかも！？」という、なんとも的外れなワクワク感の方が先だったのを思い出します。
ただ、いざ臨時休校になっても当時は台風による停電も頻繁でしたから、台風の上陸時だけでなく過ぎ去った後もなかなか電気が復旧せず、数日間灯りもなければ扇風機も回らないような不便な生活を過ごしたりもしていたものです。
それからウン十年が過ぎ、ここ数年は鹿児島が台風のコースに乗ることもめっきり少なくなり、むしろ梅雨時から夏場にかけての大雨の方が警戒せねばならない対象となっていたように感じていました。
そんな「台風慣れ」のようなものが綺麗サッパリなくなりつつあったこのタイミングで、まさかの「これまで経験したことのない」ようなレベルの台風の接近……ハッキリ言って、めちゃくちゃ不安です。
そんな不安という名の心のアラートを無視するのではなくキチンと向き合って、今回の台風を凌げるよう最善を尽くしたいと思います。
みなさまも、まずは絶対的に安全が第一ですよ！
みんな離れ離れですが、共にこの難局を無事乗り越えられるよう頑張りましょう。
ファイティン！
