平素より さとみクリニックに格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。
経口避妊薬として以外にも、月経痛や月経前症候群(PMS)、月経不順など生理にまつわる諸症状の緩和・改善のため処方されてきた低用量ピル。
比較的副作用の少ない安全なお薬として、日本国内では20年以上にわたり用いられてまいりました。
ただ、低用量ピルを服用することで血栓症のリスクが わずかに高まるため、年齢や喫煙、肝臓や血圧の数値などを理由に処方が行えないケースも多々ございました(その他、子宮頸がんの発生率が わずかに増えるという報告もございます)。
その後、お薬に含まれる成分を見直すことで上記の問題を解決したミニピルが開発されたのですが、日本国内では これまで未承認だったため、個人での輸入など ごく限られた方法でしか入手することはできませんでした。
そんなミニピルですが、ついに今月30日、国内初の承認薬となる『スリンダ錠』が発売されることとなりました!
(6月30日は あくまで発売日ですので、鹿児島で流通し始めるのは7月に入ってからとなる予定です)
静脈血栓塞栓症の危険性がなくなったことで処方にあたっての年齢制限がなくなり、これまで禁忌であった血栓症となるリスクが危惧される要素をお持ちの方にも処方が可能となっております。
ただし、これまでどおり妊婦さんや妊娠の可能性のある女性の他、乳がんの既往および疑いのある患者様など、処方のできない新たな条件もございますので、まずはお気軽にご相談にお越しくださいませ。
みなさまのご来院を心よりお待ち申し上げております。